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調査研究論文の要旨

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中小機械・金属工業の長期的な構造変化

  • 中小機械・金属工業では特定の納入先に対する部品を製造する形が増えつつあり、納入先を特定せずに受注生産を行う余地は狭まっている。
  • 保有する生産技術機能の数は減少傾向にある。発注者に技術が評価されにくくなっていること、設計における中小企業の主体的関与度合いの低下などが背景と考えられる。
  • 受注単価決定方法は納入先、中小企業のいずれが主導権を持っているかについて、時系列的な方向性は確認できない。受注単価引き下げ要請の強弱は景気動向により左右される。
  • 競争力に関しては、自社の強みとして規格品の量産に関連する能力が自覚されにくくなっている。また、主力納入先の発注理由では、納期を重視する姿勢が強くなる一方、技術面が評価される度合いが低下している。
  • 技術開発・新製品開発に関しては、自社単独開発が約70%を占める。親企業からの技術協力や技術指導が減少し、産学共同研究が増加している。
  • 新事業への進出意欲は減退している。
  • 自社製品生産志向から受注生産への志向が強まっている。志向する企業のタイプとしては、複数企業からの受注生産志向が増え、完成品志向は減少している。

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